九星気学における「暗剣殺」とは?その意味と対策
「暗剣殺(あんけんさつ)」は、「五黄殺(ごおうさつ)」「破れ(やぶれ)」と並ぶ三大凶方位の一つです。破れには、歳破(さいは)と月破(げっぱ)、日破(にっぱ)そして時破(じは)があります。
いずれも凶方位であるため、さまざまな影響を受けやすくなります。
ここでは、暗剣殺とはどのような意味なのか、また暗剣殺がもたらす影響とその対策をお伝えします。
「暗剣殺」とは?方位の意味
「暗剣殺」は、盤を見たときに五黄土星の反対になる方位のことをいいます。「暗剣殺」は、読んで字のごとく「暗闇から剣で刺される」イメージです。自分が原因でトラブルが起きるというよりも、思いがけない事態に巻き込まれやすいのが特徴です。
旅行や引っ越しなどすべてにおいて大凶方位となります。
暗剣殺は1年ごとに異なり、本命星が何であろうと関係なく、1年をとおして誰にとっても凶方位です。
また、暗剣殺が方位盤のどこに位置するかによっても、起こりやすい災いが変わります。
たとえば、2024年の年盤を見ると、暗剣殺は東に位置します。
(方位盤の「ア」が暗剣殺)
年盤を見ると、暗剣殺の東に位置するのは一白水星です。そして、定位盤を見ると、東に位置するのは三碧木星です。
つまり2024年の暗剣殺は、一白水星と三碧木星の影響を受けることになります。
暗剣殺の方位でやってはいけないことと持続期間
「暗剣殺」がついている方位に動くと、どのような影響があるのでしょうか?
具体的に見ていきましょう。
暗剣殺がついている方位でやってはいけないこと
暗剣殺はあらゆることにおいて大凶方位です。暗剣殺に動いたあとの期間が長ければ長いほど影響を受けやすくなります。
一番わかりやすいのが引っ越しです。
暗剣殺の方位に引っ越して、トラブルに巻き込まれたという事例が多くあります。
詳しくはこちらを参考にしてください。
引っ越し以外にも、不動産の売買やリフォーム、大きな買い物(車や家電)海外旅行、転職などにも気をつけたほうがいいでしょう。
暗剣殺の影響を受ける期間
年盤につく暗剣殺の影響は60年間続くといわれています。かなりの長い期間にわたり、悪影響を及ぼすことになります。
ですので、大きな動きをする予定がある場合は、できるだけ凶方位を避けなければなりません。これは暗剣殺に限らず、五黄殺や破れなどにも同じことがいえます。
月盤や日盤に暗剣殺がついているときは、年盤ほど長期にわたって悪影響を及ぼすことはありません。ですが、凶方位であることに変わりはありませんから、できるだけ避けるようにしてください。
とはいえ、年盤ほど大きな影響はないので、不安になりすぎる必要はありません。ちょっとしたトラブルが起こっても「暗剣殺だから仕方ない」と受け流すくらいの心構えでいることが大切です。
また、距離も大きく関係してきます。遠くに行けば行くほど、暗剣殺の影響が大きくなるので、暗剣殺の方位への長期の海外旅行は控えたほうがよいでしょう。
短期で近場の旅行であれば、さほど気にする必要はありません。
暗剣殺の方位に動かなければならないときの対策
凶方位である「暗剣殺」に動くのはできるだけ避けたほうがいいのですが、転勤などの理由でやむを得ない事情で引っ越しをしなければならない場合もあると思います。
そのような場合にできる対策は以下のとおりです。
- 方違え(仮住まいをしてから新居へ引っ越す)
- 方位除け
- ハッピーウォーキング
暗剣殺の方位に積極的に動くことはおすすめしませんが、どうしても暗剣殺に移動しなければならない場合はきちんと対策を取っておきましょう。
「対策しているから大丈夫」と前向きな気持ちでいることも大切です。
対処法はこちらも参考にしてください。
暗剣殺へ旅行する場合の対策はこちらをお読みください。
暗剣殺の意味を理解し、きちんと対策しておこう
「暗剣殺」と聞くととても怖い気がしてしまうかもしれません。しかし、きちんと意味を理解し、どの方位が暗剣殺になるのかを知っておけば、事前に避けることも対策を施すことも可能です。
凶方位は凶方位を呼ぶといわれ、自分が意図しないところで動いてしまうことがあります。逆に、吉方位を選ぶ人は吉方位に導かれます。ですから、方位を知ることは開運するために必要な学びなのです。
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