水火殺の影響とは?旅行や引っ越しで気をつけたい凶方位

お水取りや旅行、引っ越しの方位を選ぶときに、「水火殺(すいかさつ)」という言葉を目にしたことはありませんか?
水火殺は、年盤・月盤・日盤でそれぞれ定められた「凶方位」の一種で、特に気学の実践では避けるべきとされる要注意な方位です。この記事では、水火殺とは何か、どのような影響があるのか、そして実際にどう気をつければいいのかを詳しく解説します。
水火殺(すいかさつ)とは?
水火殺(すいかさつ)とは、五行思想において「水」と「火」のエネルギーがぶつかり合い、調和を失ってしまう方位のことです。水は「流動・冷静・知恵」、火は「情熱・拡散・直感」を意味し、この相反する性質がぶつかることで「バランスが崩れる」とされます。
「水火殺」とは、一白水星と九紫火星が同じ方位に重なっているときに生じる特殊な凶方位のことを指します。
- 「一白水星」=水の気
- 「九紫火星」=火の気
この相反する「水」と「火」のエネルギーが交わることで、気のバランスが崩れ、凶作用が発生します。
これは九星気学の中でもかなり注意が必要とされる凶方位のひとつであり、特にお水取りや祐気取りなど“吉方位”を活用する行動において、たとえ吉方位であっても水火殺が含まれている場合は祐気取りができません。
九星気学で方位取りやお水取りをする際は、「吉方位」を選ぶことが大前提。
その上で、水火殺になっていないかを必ず確認しましょう。
水火殺は年盤・月盤・日盤の重なりを見ないとわかりません。調べるときは、万年暦や気学アプリを使うと便利です。
水火殺の方位に行った場合に起こる影響は?
水火殺の方位を取った場合、どのような影響が出るのでしょうか。
体調・メンタルへの影響
水火殺を犯すことで最も表れやすいのが、「心身のアンバランス」です。
冷静さと情熱がぶつかり合うため、感情のコントロールが難しくなったり、突然の体調不良(頭痛、目の不調、火傷や冷えなど)を招くことがあります。
人間関係や仕事でのトラブル
精神的なブレや焦りが原因で、言わなくていいことを口にしてしまったり、相手との温度差から対立が生じたりと、人間関係の摩擦が増えることも。
また、集中力が乱れて失言・ミスなどの原因にもなりやすいため、仕事運にも悪影響が出るケースがあります。
引っ越し・旅行などに注意
水火殺の方位に向かっての「引っ越し」や「旅行」は避けるようにしましょう。エネルギーの乱れを直に受けやすく、凶作用が強まります。
盤を重ねて水火殺だった場合、お水取りはできません。ここに気づかないことが多いので注意してくださいね。
お水取りでの注意点:帰りの方位が水火殺の場合は「方違え」を
お水取りでは、良い方位にある湧水地などへ移動し、「気」を取り込むことが目的ですが、実は帰り道にも要注意。
目的地が吉方位であっても、帰りが破れや水火殺の方位になっていると、せっかくの吉効果が打ち消されてしまうことがあります。
そのために使われるのが「方違え」という工夫です。
帰り道を途中で一度別の方位(凶でない方位)に立ち寄ることで、直接水火殺方位を通らずに「気をリセット」する方法です。
もっとも簡単なのは、自宅を通り過ぎた先で数時間留まること。カフェで一休みしたり、レストランでご飯を食べたりして過ごし、帰りの方位の影響を和らげることができます。
水火殺の方位に行くときはハッピーウォーキングで回避
いくら避けようと思っても、どうしても水火殺の方位に行かなければならないときもあるでしょう。そんな場合は、事前にハッピーウォーキングをしておき、凶方位の作用を回避することをおすすめします。ハッピーウォーキングをすることで「自分は守られている」という前向きな気持ちになれます。
あと、凶方位に行くからといって気にしすぎないことも大切です。
水火殺は“気の乱れ”を招く方位。冷静にチェックを
水火殺は、五行のエネルギーがぶつかることで生まれる凶方位です。
方位取りやお水取り、旅行や引っ越しなど「動くこと」に関わる時には、必ず水火殺の有無をチェックしましょう。
特に帰りの方位にも気をつけて、必要に応じて「方違え」を取り入れることで、凶意を避け、運気の底上げにつなげてくださいね。
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